工務店の後継者の土倉です。私の支援のゴールは、私がいなくても御社が回る状態です。仕組みを作って渡すことでも、使い方を教えることでもありません。社員の方が自分でClaudeと一緒に仕組みを作り、困ったときに自分で直せるようになる。そこまで見届けて、手を離します。そう考えるようになったのは、高校で数学を教えていた経験があるからです。
教えたのに、できるようにならない
教師をしていた頃、授業で丁寧に説明しても、テストで解けない生徒がいました。説明を聞いて「分かった」と思うことと、自分で解けることは違います。自分の手で解いて、間違えて、直してみて、はじめて力になります。
授業の上手な先生ほど、最後は生徒に解かせて、自分は黙って見ていました。教えることより、手を離すことのほうが難しいのだと、そのとき学びました。
家業に戻って同じことに気づいた
教師を辞めて家業の工務店に戻り、私はAIを使って自分の仕事を仕組みにしてきました。うまくいったものもあれば、使われなくなったものもあります。
使われなくなった仕組みには、共通点がありました。私だけが中身を分かっていて、使う人が直せないことです。少し不便があっても、直し方が分からないので使うのをやめてしまう。教室で見た「分かったつもり」と同じでした。
だから、90日を4つに分ける
私の伴走では、90日を次の4つの段階に分けています。
- 見える化:会議の録音などから、今の仕事の流れを書き出します。
- 一緒に作る:私が横について、最初の仕組みを社員の方と一緒に作ります。
- 社員が作る:次の仕組みは社員の方が作り、私は質問に答える側に回ります。
- 自走:私はほとんど手を出さず、社員の方が直すのを見守ります。
数学の授業でいえば、例題を一緒に解き、練習問題を自分で解いてもらい、最後はテストを一人で解いてもらう流れです。段階を飛ばすと、どこかでつまずきます。
「直せる」ことを一番大事にする
仕組みは、作った日が完成ではありません。お客様が増えたり、仕事のやり方が変わったりすれば、必ず直す場面が来ます。そのたびに外の人に頼むのでは、いつまでも自分たちの仕組みになりません。
だから私は、作り方より直し方を丁寧に伝えます。「この通知の時間を変えたい」「項目を一つ足したい」といった小さな直しを、社員の方が自分でClaudeに頼んでできるようになること。それが、私が考える伴走の成果です。
質問されたら、すぐ答えを言わない
伴走の中で、社員の方から「ここはどう直せばいいですか」と聞かれることがあります。そのとき私は、すぐに答えを言わないようにしています。「Claudeにどう頼んでみましたか」と聞き返し、一緒に頼み方を考えます。
遠回りに見えますが、これが一番早く力になります。答えを教わった人は、次に同じことで困ったとき、また誰かに聞きます。頼み方を覚えた人は、次は自分で解決できます。数学で、答えではなく解き方を身につけてもらうのと同じです。
もう一つ大切にしているのは、つまずいた場所を記録しておくことです。どこで手が止まったかが分かれば、次の社員の方に教えるときに役立ちます。いずれは、社員の方同士で教え合えるようになるのが理想です。
私に依存させないという約束
支援の中で作った仕組みとデータは、すべて御社のGoogleアカウントの中に置きます。私のところには残しません。支援が終わった後に、私に連絡しないと動かせないものは作らない。それが、私がお客様に約束していることです。
教えて終わりではなく、手を離すまでが仕事です。自社でも仕組みを作れる会社になりたいとお考えなら、まずは無料診断でお話を聞かせてください。
